子宮卵管造影検査の検査準備(メキシコの場合)
生理になった時点で生理3日目に検査になるように予約の電話を入れた。
そして前回聴取しに行った時にもらった指示事項によると、
- 検査前日午前中は流動食のみ(スープやジュース等)
- 午後3時になったらX-Prepと言う薬(?)を摂取すること(X-Prepは薬局で購入)
- 検査前日の午後から検査終了まで禁食。
薬局で買ったX-Prep↓
X-Prepについてた説明書を確認してみると、どうやら下剤らしい。
消化管の放射線検査、泌尿器科検査などの検査の準備として、腸を空にするために使用される下剤。
ビン(A剤)の中に紙包装の粉(B剤)を混ぜて飲むだけ。
実際飲んでみるとめっちゃ甘い。こんなのが下剤なの?!という甘さ。
とりあえず飲み干した。案の定、その後は下痢のような排便が続いた。
その日の夜に限って、モデルの義弟の彼女が大学のミスコンの候補者として選ばれてそのイベントに応援に行く予定だったけど、急遽キャンセルした。流石に人混みの中で便意が催したら困るし、そもそも禁食中だからお腹も空くし、イベントに行ったら絶対飲みたくなるからキャンセルした。
先ずは血液検査
さて、検査日当日。先に先着順の血液検査に。朝8時半過ぎに着いても誰も待っている人はいない。受付・お会計を先に済ませる。
前回聞きに来た時に言われた金額より安い。1,968ペソだという。検査項目に抜けがないか、ダブルチェック(メキシコに来てからダブルチェック・トリプルチェックが必要学びました。この人たちは平気でどんな大事なことでもミスをする)。
検査項目に抜けはない。なぜ前回よりも400ペソ以上(2千円以上の違いがある)も安いのか、確認すると、今朝はちょうど検査のキャンペーンがある時間帯(?)だという...(そう、この国、キャンペーンとか割引とか大好き。日本では考えにくいが、運転免許証を買うこの国には運転免許証を半額で買える日が存在します...)。
さて、話は戻して、運よく割引対象になってラッキーと捉えて、肝心な血液採取へ。前回夫の血液検査を実施した男の子が担当だった。
この彼、夫の採決時に両腕に3,4回ぶっ刺して血管がみつからないだ、あーだ、こーだと言っていた子...。
ただでさえ血液検査が嫌なのに...なんとも運が悪い...。
あれ?思いのほか、あっさり無事終わった。良かった。ふと一息。
子宮卵管造影検査
さて、子宮卵管造影検査のラボへ。ここは人でいっぱい。血液検査が思っていたよりも早く終わったので予約時間まで待つことに。
予約の時間になって呼ばれて、通訳に付き添ってくれている夫と一緒に検査室へ。そこで洋服をすべて脱ぎ、ガウンに着替えるように言われた。
生理中だから生理用品(月経カップ)はどうしたらいいか、夫に聞いてもらった。
そこで
検査医:「生理中なの?!生理中にはできない検査よ!」
思わぬ事態。実は、私も事前に色々調べてて、薄々この検査は生理中ではなく、生理が終わった直後にする検査と読んでいた...(これもまたメキシコあるあるだよ😭)。
検査医:「生理中にしない検査だからできないわ。」
夫に婦人科医のドクターに直接電話してもらったが、ドクターは不在で、アシスタントが出た。ドクターがそう言ったならば生理3日目に検査してください。と言う。
検査医がもう一度、「血が逆流してしまう可能性があるから生理中はしない検査よ」と言う。
ドクターの通訳に立ち会ってくれた義母に夫から電話してもらった。
義母は間違えなく、「生理3日目にする」と言われたと言う。「息子を救ってくれたドクターを信じているから私だったらドクターの言う通りにするわ。どうするかはあなたが決めなさい。」と。
その言葉で決めた。もうすでに下剤のX-PREPも飲んでしまっているし(しかも2千円ちょっとして高かったし)、検査をすることにした。
さて、いざ検査になると、検査台に横たわって、3人がかりでなにやら色々話している。夫は同じ部屋に入ることが許されなくて外から通訳してくれる。
なんだかいろんなものが挿入されてきている感じで少し痛い。言葉が分からないと痛みが軽減するのかも。何かされるという恐怖感はあるが、何されるか分からないから構える恐怖感はない。
あっという間で、5分くらいで終わった。その前のやるやらないで15分くらい揉めてたから余計早く時間が過ぎたように感じた。
ネットではかなり痛いと読んでいたからもっと痛いものだと思っていた。
何はともあれ無事終わって良かった。
着替えて、待合室に戻った。検査結果は午後に出るから取りに来るように言われた。
お会計は先。
子宮卵管造影検査:2,550 ペソ(約14,280円(1MXP=5.6JPY))
日本だと、保険適用されると約4,000円、適用されない場合で約15,000円が相場のようで保険適用されない日本と値段は変わらない。
帰りは、検査の痛みもあるし、気持ちも混乱もしていたから気分転換に夫が散歩に連れて行ってくれた。
ラボのすぐ近くにある観光局内の中庭。
少し気持ちを落ち着かせてから帰路についた。
※日本では子宮卵管造影検査の前日に禁食とか、下剤を飲むとかはないようです。メキシコ で実施した一つの体験記として参考にしていただけたらと思います。
※記事内の先生の言葉はあくまで個人の体験談によるものです。信頼できる内容を調査したうえで、自分が正しいと思う情報をお届けしていくよう努めております。