トラベリング　〜トドス・サントス〜

La Paz（ラパス）観光について紹介しています。

ラパスの紹介・アクセスについて↓

トラベリング　〜La Paz①〜

市内観光とビーチについて↓

トラベリング　〜La Paz②〜　市内観光とビーチ

ダイビング↓

トラベリング　〜La Paz③〜　ダイビング

今回はLa Paz（ラパス）から車で1時間半で行くことができるTodos Santos（トドスサントス）について体験談を交えて紹介していきます。

Todos Santos（トドスサントス）
- アクセス
Pueblos Mágicos（プエブロス・マヒコス）
- Hotel California（ホテル　カルフォルニア）
ウミガメの産卵と放流
- Tortugueros Las Playitas
アトリエ・ギャラリー

Todos Santos（トドスサントス）

ラパスとLos Cabos（ロスカボス）の中間あたりにある小さな町Todos Santos（トドスサントス）はバハカルフォルニア半島の西海岸、太平洋側にあります。

18世紀にスペイン人宣教師Jaime Bravoによって開拓され、植民地として栄えたトドスサントスは、当時のコロニアル調の町並みとメキシコ特有のパステル調の建物が混じり合う独特な風景をもつ。魔法のように魅惑的な自治体として、Pueblos Mágicos（プエブロス・マヒコス）に選出された観光地である（メキシコ政府観光局によって選出されており、2019年現在121の町が選出されています）。

おしゃれな町並みは、ファッション関連のカタログ撮影などもよく行われているという。数年前に雑誌『アメリカン・ヴォーグ』でも紹介され、更に注目されるようになった。また、アメリカやヨーロッパからの移住者が増えおり、多くの場所で英語も通じるようになってきているという。

アクセス

＜バス＞

ラパス・マレコンのバスターミナルから朝５時以降ほぼ毎時間おきにバス出ています(2019/12現在）。

時間は１時間35分と公式には言われますが、道路の混み具合に異なります。指定席になっており、途中から多くの乗客が乗ってきます。なお、バス車内にはトイレがあります。

往復チケットで購入すれば10%割引になり、往復で288ペソ（片道160ペソ）（バスによって多少料金が異なります）。チケットが別々に発券されるので帰りのチケットは無くさずに。

LA PAZ MALECON⇄TODOS SANTOS
SALIDA	REGRESO	Tarifa normal
5:00	5:45	$160
6:00	7:00	Tarifa van
7:00	8:00($166)	$185
8:05 (VAN)	9:00
9:00	10:30
10:00	11:00
11:00 (VAN)	12:00
12:00	13:00
13:00	14:00($166)
14:00	15:10(VAN)
15:00	16:00($125)
16:00 (VAN)	17:10(VAN)
16:30	18:00
17:30	18:10(VAN)
18:30	19:00
19:30	19:10(VAN)
21:30	20:00
	21:00
	21:45
	22:45($125)

＜レンタカー＞

レンタカーはマレコンにBudget、National、Foxの３軒あります。ラパスから約80km南西。

メキシコ国内法によって、日本を含む外国の運転免許証が有効ですが、窓口で日本の免許証は読めないと思われるので、国際免許証を取得して行った方が良いでしょう。

Pueblos Mágicos（プエブロス・マヒコス）

Pueblos Mágicos（プエブロス・マヒコス）の観光スポットが６カ所あります。

Centro Cultural Prof. Néstor Agúndez（カルチャーセンター・美術館）
Plaza Principal Todos Santos（公園・広場）
Teatro General Manuel Márquez de León（シアター）
Misión de Todos Santos（教会）
Hotel California（ホテル・レストラン）
Parque Los Pinos（公園）

Hotel California（ホテル　カルフォルニア）

ロックバンドEagles（イーグルス）の名曲Hotel California（ホテル　カルフォルニア）のモデルとなったホテルがトドスサントスの名物です。

その名もHotel California。

現在もホテルとして営業しているほか、カフェ・レストランや土産屋で観光客で溢れている。

http://hotelcaliforniabaja.com/

ウミガメの産卵と放流

トドスサントスには、ウミガメが産卵後、その卵を救出し、テントの中で孵化させ、孵化した赤ちゃんを放流するボランテイア団体がいくつか存在する。そのうちの２つが、Playa la CachoraとTortugueros Las Playitasです。

Playa la Cachoraはトドスサントスの中心地からタクシー（車）か徒歩40分ほどで行くことができます。ここの海は波が高く海水浴は難しいが、春から12月中旬まで、夕暮れと共にその日に孵化したウミガメを放流しています。

Tortugueros Las Playitasは、トドスサントスの中心地から歩くには遠いが、タクシー（車）で15分程度で行くことができます。こちらは12月初旬〜春先まで夕暮れと共にその日に孵化したウミガメを放流しています。夕暮れに合わせてなので、その時期によって時間は異なりますが、私が参加した2019年12月中旬で17時過ぎ開始、18時前に放流でした。

帰りのタクシーはここからはつかまりません。行きにタクシーを使った場合、その運転手に迎えを頼むか、ヒッチハイクになります。ちなみに私は行きも帰りも仲良くなった他の観光客（ドイツ・スイス人カップル）にちゃっかり乗せてもらっちゃいました。

Tortugueros Las Playitas

Tortugueros Las Playitasは、ウミガメにフォーカスした環境保護団体です。

http://www.todostortugueros.org/

この団体は、早朝3時頃にウミガメが産卵した箇所を探し、そこから産卵された卵を保護しています。保護された卵を温室内の砂場にもう一度埋め戻し、約45日ほどで孵化されます。そして孵化した赤ちゃんはその日中に夕暮れと共に放流する、という活動をしています。

ウミガメは、１回で100個ほどの卵を産み、また海に戻ります。その約15日後に砂浜に戻り、また100個ほどの卵を産みます。１回の雄との交尾で、なんと７回ほど産卵をします（ウミガメ１匹あたり700個ほど産卵）。温室内で孵化することで、孵化率は約95%だそうです。しかしながら、そこから海に放流して生き残れるのは、わずか数匹。多くは海の天敵に捕食されてしまいます。生き残ったウミガメは10年後に母ウミガメとして同じ砂浜に戻って来るそうです。

Tortugueros Las Playitasで保護しているウミガメは３種類で、ヒメウミガメ (Gorfina)、アオウミガメ（Prieta）、オサガメ (Laud)。

私が訪れた日は、一番多い種類、ヒメウミガメ (Gorfina)でした↓

一斉に皆放すが、早い子と遅い子とがいる↓

この先、高波・海の天敵が待っています↓

このウミガメ放流は、孵化すれば毎日開催されています。日本のガイドブックには紹介されていない情報ですが、観光客ウェルカムな団体で、丁寧にウミガメの説明をしてくれて、質問もなんでも聞いてと言う感じで答えてくれます（基本的に説明は英語）。ボランテイア団体なので、Tシャツを販売しながら寄付を募って活動しています。Tシャツを買わなくても寄付だけでも是非してください。

また、クラゲを捕食するウミガメは、クラゲと間違えてビニール袋や風船、たばこやお菓子の包装、釣り糸などを捕食してしまい、消化管につまらせて呼吸ができなくなり溺死するなど、生息数が大きく減少してしまい、ほとんどの種類のウミガメが絶滅危惧種に指定されています。ゴミは必ず持ち帰ってください。