手術をするのにあたり気になるのが、手術費。
私も気になっていました。
そして日本には素晴らしい健康保険法があるうえ、高額療養費制度という、自己負担額を軽減してくれる制度があります。
手術日が決まった日のお会計時に、親切にも病院側から子宮筋腫核出手術は高額療養費制度の対象なので、加入している健康保険機関に限度額適用認定証を申請するようにと説明がありました。
高額療養費制度とは?
高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額(※)が、ひと月(月の初めから終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
※入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません。
厚生労働省保険局『高額療養費制度を利用される皆さまへ』より引用
と言っても分かりにくいですよね...。例えば下記のようになります。
そして、自己負担額の上限額は、年齢や所得によって異なります。
※なお、国民保険と社会保険で基準総所得金額が異なります。
被保険者の所得区分によって下記のとおり分類されてます。
そして高額療養費制度を受けるためには、あらかじめ入院前に限度額適用認定証の交付を受けて病院の窓口に提示すれば、医療機関ごとにひと月の支払額が自己負担限度額までとなります。
限度額適用認定証の交付
私の場合、国民健康保険なので役所の保険年金課に申請しに行き、その場で交付してもらいました。
※なお、交付してもらった限度額適用認定証には有効期限がありました(交付年月日より約2年)。
その際に持って行った書類は以下の通り。
- 保険証
- 印かん
- マイナンバーが確認できるもの
- 身分証明書(運転免許証等)
- 前年度の確定申告書(前年度は他の区市町村に住んでいたので前年度の所得を確認するのに必要でした。同じ区市町村に住んでいる場合は不要だと思います。)
※上記は私の住んでいる市の役場で求められた書類でしたが、各区市町村で若干異なるようなので区市町村のHPもしくは電話等で必要書類を確認してから申請すると良いと思います。
高額療養費制度のお問い合わせ先は以下です↓
申請先・方法は加入している医療保険制度によって異なります。
※社会保険は郵送で申請のようです。
なお、後日(手術後)の申請も可能です。その場合、2年で時効となりますので注意を。
また、事前に限度額認定証の交付を受けておけば、病院のお会計時に一旦3割負担額を支払う必要がなく、自己負担限度額の支払いのみで済みます。
知っておくとトク
❶ これまでの説明にあったように
高額療養費制度とは、ひと月(月の初めから終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
そう、ひと月単位なので、入院が月をまたいでしまった場合、自己負担限度額が2か月分になってしまいます😭
例えば、所得区分「エ」の自己負担限度額(月額):57,600円
9月に入院退院した(月をまたがない)場合は、
手術・入院請求額=57,600円+食事代(+個室代)+@
に対し、9月に入院10月に退院し、月をまたいだ場合は、
手術・入院請求額=57,600円(9月分)+57,600円(10月分)+食事代(+個室代)+@
この点、月をまたいでしまうとすごく損をした気になってしまうので入院日程の相談ができればすることをお勧めします。
❷ 高額療養費制度と医療費控除は併用できるので、支払った医療費が年間で10万円(所得が200万円未満の方は総所得金額の5%)を超えた場合は、確定申告して医療費控除できます。
❸ 生命保険や医療保険等に加入されている場合、手術給付金や入院一時給付金、疾病入院給付金等が出ます。この給付金のおかげでよく「儲かった」と聞きます(笑)もし加入されている場合は、忘れずに申請を!
手術・入院請求額(私の場合)
昨年度は日本とメキシコを行ったり来たりしていたので、所得区分が「エ」でした。
なので自己負担限度額(月額)は57,600円。
それに食事代+個室代+その他(病衣+T字体)でした。
手術・入院請求額=57,600円+食事代+個室代+その他(病衣+T字体)
私の入院した病院は、
- 食事代:500円以下/回
- 個室代:7,370円+税/日
- 病衣:100円+税/日
- T字体:260円(税込)
でしたので、大体の金額は想像つくかと思います。
正直言って、思っていたよりも良心的な金額で安心しました。
私の入院した病院・役所の方針の内容もあるかと思います。一つの体験記として参考にしていただけたらと思います。
※あくまで個人の体験談によるものです。信頼できる内容を調査したうえで、自分が正しいと思う情報をお届けしていくよう努めております。
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