前回からの続きになります↓
日本に帰国した4日後に予約してあった病院へ初診に行った。
受付して、しばらくして呼ばれた。
大きな病院は待ち時間が長いイメージがあったからそれほど待たないで済んだ良かった。
腹腔鏡下手術のスペシャリスト婦人科医 <初診>
いざ、初診。腹腔鏡スペシャリストと言われている先生に挨拶。すごく気さくな方。
メキシコでの経緯・事情を話し、今までの検査結果なども診て頂いた。
内診室で経膣エコー検査をしてもらい、また診察室に戻った。
診断内容:4.8×5cmしょう膜下子宮筋腫1つ、子宮内膜症やその他の症状は見受けられない。
しょう膜下子宮筋腫とは、症状が一番少ない筋腫であり、妊娠への影響が一番少ない筋腫と言われている。実際に私も生理痛・出血量は多いものの、それは20代前半からのことで、筋腫ができたここ数年内に始まったことではない。
先生曰く「日本では私の筋腫のようなタイプ・大きさで症状が出てない場合は、通常手術をせずに経過観察をし、妊娠も問題なく可能である。筋腫のあるまま妊娠・出産は問題のない箇所に子宮筋腫ができている」とのこと。
ではなぜメキシコでは3人の医師にすぐに手術を勧められてのか。
先生:「医療方針は国によってかなり異なり、アジアの他の国々ではなんでもすぐに手術をしましょうとなる。メキシコもどちらかというとそういった医療方針であるのではないか」と。
メキシコで妊娠・出産を希望している私としては、もしメキシコの医師たちが子宮筋腫有りの出産が難しいというのであれば、手術をするしかない。例え日本では通常必要とされない手術であっても。私の事情を理解してくださったうえで先生は、手術をした場合のリスクを説明してくれた。
- 出産は帝王切開のみ
- 感染症の可能性
- 手術による癒着の可能性
- 再発の可能性
術式は、腹腔鏡下子宮筋腫核出術。
全てを踏まえて、手術をお願いした。
約2ヶ月後の9月に1日だけ手術に余裕のある日があるという。10月初旬にメキシコへ帰国する予定を考慮したうえでその日に決めた。
先生は丁寧に時間を取ってくれて、1時間半の診察および説明をしてくれた。
病院から3時間離れたとこからきていることも考慮してくれて、手術に向けての術前検査の一部をそのままその後やれるよう手配してくれた。
術前検査
- レントゲン
- 検尿
- 血液検査(採血)
- HIV検査
- 呼吸機能検査
- ウィルス検査(肝炎)
- 肺活量など
※診療明細書に書かれている内容ですが、この時の記憶が若干定かでないので抜けている検査があるかもしれません。
検査後に看護師さんから手術に関する説明やいくつかの同意書の説明などを受けて、その日の診察・検査が終わった。
診療請求額
HIV検査だけは自費(500円)と、その他は保険診療(3割負担)で、初診料も含めてなんとこの日の請求額は5,670円でした。
いろんな検査をしたにも関わらずこの請求額で、日本の健康保険制度は素晴らしいと実感!
手術前は後一回だけ術前検診(MRI)をするだけ。次回の予約を取って、病院を後にした。
私の治療を受けた病院の方針の内容もあるかと思います。一つの体験記として参考にしていただけたらと思います。
※記事内の術式、先生の言葉はあくまで個人の体験談によるものです。信頼できる内容を調査したうえで、自分が正しいと思う情報をお届けしていくよう努めております。
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