La Paz(ラパス)観光について紹介しています。
ラパスの紹介・アクセスについて↓
市内観光とビーチについて↓
世界自然遺産 "Islands and Protected Areas of the Gulf of California"(カリフォルニア湾の島々と自然保護区)の一部のLa Paz(ラパス)について体験談を交えて紹介していきます。
ダイビング、シュノーケリング
ラパスのメインアクティビティといえば、ダイビング。世界のダイバーにとって憧れの地とも言われるラパスにはシーライオン(アシカ)をはじめ、マンタやハンマーヘッドシャーク、ジンベエザメ、イルカ、ウミガメなどの大物が周辺には多く生息しています。
ダイビングポイントは離れた所にあり、ボートダイブになるためダイビングショップのツアーで行くことになります。ダイビングは経験者でないと行けないスポットもあれば初心者でも行ける体験ダイビングをやっているツアー会社もあります。事前に問い合わせすると良いでしょう。
ほとんどのツアー会社は、ダイビング・シュノーケリングのほかにホエールウォッチングやカヤックなどのツアーもやっています。
- Fun Baja 日本人に一番人気の高いツアー会社。日本語の情報サイトも運営している。
- Sun Rider Los CabosとLa Pazの2カ所からのツアーを開催。日本語流暢なスタッフがいる。
- Carey 日本人スタッフもいるダイビング・シュノーケリング
- Baja Expeditions
- ECO Migrations
- Baja Desconocida
- Dive in La Paz
メールか電話で問い合わせができ、英語も通じます。
ちなみに私は上記のほとんどのツアー会社に問い合わせしましたが、その日の条件によって開催されるツアーが異なります。また定員に達さず、ツアーが開催されない、もしくは+@人数分払えば出航するというツアー会社もあります。ツアー会社によっても、シュノーケリングか、ダイビングなのかでも価格が異なります。何軒かに問い合わせして確認するのが良いでしょう。ただし返信がない場合も多いのでその場合は電話で問い合わせするのが確実です(私はメールの返信がなかったので電話で問い合わせました。全て流暢な英語での対応でした)。
ダイビングの時期
ダイビングは一年中することができますが、時期によって見られる種類は異なります。7〜12月にかけてが透明度が高く、一番人気な時期は10〜11月と言われてます。
シーライオンの繁殖期である6〜8月は入れない箇所もあるが、10月頃にはその成長した子供と泳ぐことができます。
ジンベエザメは、10〜4月が時期になります。
12〜3月にかけてはザトウクジラ、小型クジラのコククジラなどの数種類のクジラや、マンタに似たイトマキエイがやってきますが、夏や秋に比べて水の透明度は落ちます。
ちなみに、海水は2〜5月が一番寒く、8〜11月が一番暖かい時期です。なお、この時期も気候変動により年々若干異なってきているそうです。
海に優しい日焼け止めを使おう
ラパスの海は透明度が高く、多くのサンゴ礁も生息しています。しかし、近年世界各地のサンゴ礁が白化現象によって枯れて死んでしまっており、ラパスのサンゴ礁も同様です。サンゴ礁の白化現象とは、サンゴ礁が白くなって死滅してしまう現象です。
サンゴ礁の白化現象の原因の一つとして問題視されているのが、日焼け止めクリームに使われているオキシベンゾン(Oxybenzone)とオクチノキサート(Octinoxate)という紫外線吸収剤成分です。驚くことに、オキシベンゼンの毒性の強さは、ごくわずかな量でも悪影響を及ぼします。競技用プール6個半の海水に1滴たらすだけで海の生物にダメージを与えるのに十分な毒性を持っています。
オキシベンゾンは「ジオキシベンゾン」、「ベンゾフェノン」、「ジビドロキシベンゾフェノン」などと、オクチノキサートは「メトキシケイヒ酸エチルヘキシ」、「メトキシケイヒ酸オクチル」、「パラメトキケイヒ酸2-エチルヘキシル」などという名称で成分表記されており、問題視されている成分とは分かりにくい表記になってしまっています。
そして残念ながら、世界で販売されている約3500種類以上の日焼け止めにオキシベンゾンやオクチノキサートが使用されているそうです。実際に私もこの事実を知らず、海水浴日焼け止めで一番効き目があるとされているアネッサを愛用していた時期もありますが、アメリカFDAもこの危険性を認定しています。
2020年からパラオやハワイ・フロリダ(2021年)・カリブ海でもサンゴ礁に有害な化学物質を含む日焼け止めを販売または使用禁止されます。メキシコでもカンクーンなど一部の地域でも販売・使用禁止になっていると聞きます。罰金にもなり兼ねませんし、何よりも大切なサンゴ礁を守るためにも使用する日焼け止めの成分を確認してから使用してください。
日焼け止めを選ぶときは、『紫外線吸収剤成分不使用』という表記を意識して探してみてください。トリッキーなのが、『ノンケミカル、無添加、合成香料不使用、合成着色料不使用、鉱物油不使用、ノンパラベン、ノンサルフェート、石油系界面活性剤不使用、天然成分』などと表記されてあっても紫外線吸収剤成分が使用されてあることが多いことです。
メキシコ現地で質のいい日焼け止めを探すのは苦労します。日本から持って来ることをおすすめします。いくつかおすすめの日焼け止めを紹介します。
日本人女性がサンゴ礁を守るために立ち上げた日焼け止め↓
陽射しの強い海で安心して使える SPF50+/PA++++日焼け止め↓
シトロネラの香りで虫除け効果も期待できる SPF50+/PA++++日焼け止め↓
お手頃価格の日焼け止め 大正製薬 コパトーンSPF35/PA+++↓
少し高いですが、さらっとした使い心地でSPF50+/PA++++(私もメキシコの強い陽射しに愛用しています)↓
日焼け止め成分以外にも、海水温の上昇や、陸地からの土砂・ゴミの流れ込みによる環境汚染などによって、サンゴ礁がストレスを受けて白化の原因となったり、 サンゴ礁を食べるオニヒトデの原因不明な大量発生などが挙げられています。海に住む生物たちの住処におじゃましていることを忘れずに、環境に配慮しながらラパスの美しい海を堪能してください。
次回はラパスから1時間半で行けるトドスサントスについて紹介していきます。
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