治療方針は二択
子宮筋腫と診断されて、治療方針は前回書いたように薬治療か手術と言われた。
① Esmya(ピル)を1日1回4ヶ月間のピル治療
Esmya1箱(4000ペソ=約22,400円(1MXP=5.6JPY))×4ヶ月摂取。
経過を診て、筋腫が小さくなれば6ヶ月後〜妊娠可能。但し、Esmyaで筋腫はなくなるのではなく、小さくする治療方法であり、必ずしも小さくなるとは限らない。また、その後の妊娠によるホルモン分泌で筋腫がまた大きくなる可能性大。
② 手術(開腹術)にて筋腫核出
プライベート保険: 35,000ペソ(約196,000円(1MXP=5.6JPY))、即可能。IMSS(メキシコの国民健康保険):手術費無料、だが手術まで2〜4ヶ月待ち。
核出しても再発の可能性はある。術後6ヶ月〜1年後に妊娠可。
それぞれの治療方針について検討した。
Esmya(ピル)治療
婦人科医から通訳を介した説明だと、
- Esmyaを24時間毎に決まった時間に飲む必要がある(1日1回)。
- 生理が止まり、閉経状態にして子宮筋腫を小さくするという薬である。
※子宮筋腫は月経がある間は女性ホルモンの影響で大きくなっていき、閉経後は少しずつ小さくなる。
- 筋腫がなくなるのでは、小さくする方法で、必ずしも小さくなるとは限らない。小さくならなかった場合は手術が必要になる。
まず、このEsmyaとはなんなのか。
調べてみると、どうやら日本では未承認の薬のようだ。
https://esmya.com/esmya-transforming-the-management-of-uterine-fibroids/
Youtubeで薬について説明もあった。
※字幕設定で日本語字幕がでます(少し変な翻訳になっている部分もあります)。
ESMYAについて詳しく調べてまとめてくれているブログもありました↓
日本では、リュープリンを月一回皮下注射して、子宮筋腫を小さくしてから核出手術をすると言うのが一般的なようだ。
国が違えば、医療方針も異なる。
メキシコではESMYAで筋腫を小さくして当面の間は小さくして時間稼ぎをするという考え方なのだ。
そもそも薬に抵抗感があるし、ただの時間稼ぎならば、根本的な解決にならず、意味がなさそうだ。
付き添ってくれた友人(医者)も薬治療はおすすめしないと言う。
そうなると、選択肢2の手術になるのだ。
手術(開腹術)にて筋腫核出
この時私は役所での結婚手続きを1週間後に控えていて、無保険。翌日、彼(現・夫)にIMSS(メキシコの国民健康保険)の手続きに連れていってもらったが、やはり結婚をしていない状態では彼の扶養家族に入ることはできない(当然だが)。必要な書類を確認しといて、結婚手続きを終えたら手続きすることになった。
さて、問題はプライベート保険でするのか、IMSSでするのか。35,000ペソ(約196,000円(1MXP=5.6JPY))か無料か。費用の差があまりにも大きい。
とはいえ、IMSSですることになると少なくとも2〜4ヶ月待ち。これが日本なら理解できるが、時間にルーズなメキシコの場合+数ヶ月となり兼ねない。そこから6ヶ月〜1年後に妊娠可とは相当な期間になってしまう。年齢的に厳しい...というのが正直な気持ちだった。
だったらプライベート保険でやるしかないかな。でも、言葉も分からない異国の地でそもそも手術をすることに抵抗感を感じる。
どうすべきか、すごく悩んだ...。
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