メキシコ2人目のドクターソルテロの指示通り、次の生理が来たら不妊症検査ができるラボ(検査機関)を探した。
義母がいくつもの検査機関が集合しているセンター(?)に連れて行ってくれた。
最初の検査ラボは婚姻届手続きで提出した血液検査をしたラボ(メキシコは入籍する際に性病検査結果の提出が必須)。
ドクターから指示の出ている血液検査ができるか確認。ドクターの手書きが読みづらすぎてドクターに直接確認の電話をすると言う事態が発生(今の時代手書きというのはどうなんだろうか...)。
検査費用:約2300ペソ(約12,880円(1MXP=5.6JPY))。思いの外高い...。
朝は7:30からオープンしていて、検査は予約不要で先着順で検査していくと言う。
血液検査のラボの2件隣で子宮卵管造影検査もできるという。
そっちのラボに聞きに行くと、こちらの検査は予約が必要なので生理が来たら電話して予約するように言われた。
検査にあたっての指示事項の紙を渡された。
この時点で血液検査は"Blood test" と言われていたので血液を取る検査だと想像ついていたが、もう1つの検査はドクターの字が解読不能すぎて、義母も私もなんの検査かわかっていなかった。ラボに付き添ってくれた義母が後にwhatsappでこの検査をするのよ、と送ってくれた。
どうやら"Histerosalpingografía"という検査をするらしい。
Histerosalpingografía=子宮卵管造影検査
と言うことがこの時点で初めて分かった。
子宮卵管造影検査(HSG)とは
子宮卵管造影検査とは、子宮の入り口(子宮頚管)から子宮・卵管の方へと造影剤を流し、子宮内腔の状態と卵管の通過性を調べる検査。
検査をすることによって、以下のことを調べることができる。
- 子宮の形の異常(単角子宮・双角子宮など)
- 卵管の通過性(つまっていないか・どの辺がつまっているのか・走行に異常はないか)
- 卵管周辺に異常がないか(卵管周囲の癒着等)
- 子宮内腔の異常(子宮内膜ポリープ・子宮粘膜下の筋腫・子宮内腔の癒着)
そもそも妊娠の仕組みについておさらいしてみると、
https://www.hininno-susume.jp/ja/home/pregnancy/knowhow/ より引用
妊娠は卵巣から排卵された卵子が卵管を通る間に精子と受精し、子宮に着床することで起こる。なのでこの卵管が詰まりなく開通していなければ、自然妊娠は難しいのだ。その肝心な卵管の状況を子宮卵管造影検査で検査するのだ。
子宮卵管造影検査は、不妊症の基本的な検査の1つとして実施されていて、子宮卵管造影検査をすることで妊娠しやすくなるともいう(卵管が完全に閉塞していなく、少し通りの悪い程度なら、検査で造影剤を流すことによって卵管の通りを良くしてくれるので、子宮卵管造影検査の6ヶ月、特に最初の3ヶ月に妊娠率が高いと言われている)。
なので不妊症検査であるが、不妊治療にもなりえる検査なのだ。
※この時点では妊活を始めていなかったので、妊活0ヶ月で不妊症検査をするという...日本ではなかなかない治療方針なのかとは思う...。
《続く》