私は医者でもなければ、医療関係者でもない。これから書くことは、メキシコで子宮筋腫が発覚されてから、自分なりのネットや本からのリサーチ、メキシコで3人の医師、日本で名医と呼ばれる先生に手術してもらったの経緯を踏まえて、私の思うことを綴ります。
ネットや本、各医師によって、子宮筋腫の治療法も発生原因に対する考え方も様々です。子宮筋腫に限ったことではないと思いますが、病気の症状は人それぞれ異なるし、病気に対する治療法は1つではなく、様々な治療法があります。
子宮筋腫のタイプ、大きさ、数、また妊活中、将来妊娠を希望している、いない、その状況も、みなそれぞれ異なると思います。筋腫は、症状がなければ経過観察で良いと言われています。もし筋腫に悩んでいる方がいるならば、まずは自分なりのリサーチをし、知識を持ったうえで、信頼できる医師を探すことをお勧めします。病気を持つ本人が1番安心して臨める治療方法が、何よりも大切です。
私は子宮筋腫による症状はほとんどなく(もともと経血量が多い、レバーのような塊もあったからそれが子宮筋腫の症状とは考えにくい、と思ってます)、日本では手術の必要のない、経過観察と診断されるような症状・筋腫で、漿膜化子宮筋腫(5cm大1つ)だったので、それが不妊の原因とも考えにくいと言われました(当時まだ妊活は2ヶ月しかしてなかったのでわかりませんが...)。
それでも私は手術をするという選択肢を取ったし、それが私にとっては正しい選択肢だった、と今でも思っています。なぜなら、私が暮らしていくと決めたメキシコでは、3人の医師全員に手術が必要と診断され、メキシコは日本とは医療方針が異なり、妊娠と子宮筋腫がセットでは行えない国だと分かったからです。
もし私が日本で生活しているのであれば、まだ手術をしないで、まずは妊活に専念し、妊娠・出産できたとして、その後に手術していたと思います。なぜなら、今回手術をしたことで、私には自然分娩という選択肢がなくなってしまったからです。
子宮筋腫は1年に約1cm成長すると言われています。そして腹腔鏡手術は7~8cmまでが限界と言われています。そう考えると私の場合発覚時に既に約5cmだったので、腹腔鏡手術を希望する場合は2~3年以内にはどっちにしろ手術が必要となっていたのです(開腹手術よりも断然腹腔鏡手術の方が身体への負担が少ないです)。更に妊娠すると筋腫は更に大きくなると言われています。私の歳を考えると、閉経までには必ず手術が必要になっていたでしょう。
こんなことを書いていいのかわからないのですが...、日本の子宮筋腫に対する治療方針に一つ疑問を持つことがあります。
それは子宮筋腫の症状がなければ経過観察で良くて、10cm以上の大きさにも平気でなっている、ということです。もちろんそれには日本人女性に定期的に(1年に1度)婦人科検診に行くという意識がないこともあります(現に私もそうでした)。妊娠・妊活をきっかけに筋腫発覚したとよく聞きます。
大きく成長してしまった筋腫を手術する前治療として、大抵の場合、昨日書いた薬治療:GnRHアナログ治療が行われます。要はそれだけ、身体の中に薬が入ってきて、更に手術をする、身体にそれだけの負担がかかるのです。そしてこのGnRHアナログ治療は1回あたり3万円強(自己負担は約1万円)、それを3~6回程度注射するのが一般的なのです。手術費以外にも医療費がかさみます。この点を考えると、これは薬品会社と医者のお金儲けとも思えます...。海外では手術するような大きさの筋腫を、日本の医療はなぜそこまで成長させるのでしょうか。
『病は気から』ということわざがあります。気持ちの持ちよう次第で病を治すことは大いにあると思います。
実際に海外に住んでいると、文化の違いからそこに住む人々の考え方、気持ちの持ちようが違うなぁ、と思うことが多々あります。例えば、日本では年々ひどくなっていく花粉症、私が以前住んでいたオーストリアでもドイツでも今住んでいるメキシコでも年々悪化しているとは感じません。もちろんそもそもの花粉の種類が違うからとも言えますが、私が思うには、日本のメディアが花粉症季節になるとそれを騒ぎ立たり、花粉症グッズ業界のマーケティングによって、人々は『今年の花粉症は去年よりもひどい』と思い込み、更に悪化しているのだと思います(もちろん花粉症は実際に悪化しているのかと思いますが、日本の花粉症は異常に感じます)。
話が逸れてしまいましたが...子宮筋腫でも他の病気でも『絶対治る・なくなる』と思っていればなくなることさえあると私は信じます。実際にMRIを撮って映っていた筋腫がなくなった話もあります。そしてそれの可能性はあると思います。
また、人間には自然治癒力がある、と私は思います。だから『手術でないと絶対に子宮筋腫が治らない・なくならない、薬治療でないと小さくならない』とは、私は信じたくはありません。
断食や、生理デトックス、冷え性改善、食事改善、ストレスを溜めない、漢方、ホメオパシーなど自然療法などにも可能性はあると思います。
私は残念ながら歳的なこともあり、妊活に焦ってしまい、メキシコの医師たちに脅されて(?!)しまい、様々な不安要素やストレスから医療の力を借り、手術をするという手段をとりましたが、置かれている状況・環境が別であれば自然治癒の選択を取っていたと思います。
情報が溢れる時代です。しっかり知識をつけて、何が自分の身体にとって最適な方法か、自分の身体と向き合いみつけてみてください。そして、どうか自分の体を愛してあげてください。
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