何回かに分けて国際結婚の手続きについて書いています。
＜１回目＞
＜２回目＞
＜３回目＞
＜４回目＞
前回紹介したメキシコで結婚手続きしたのち、日本への報告について今回はご紹介していきます。
在メキシコ日本大使館へ婚姻届を提出
さすが日本！日本の結婚手続きについては、在メキシコ日本大使館HPに丁寧に説明があります。
この手続きは、メキシコで婚姻が成立した日から3ヶ月以内にしなければなりません。
私の場合、大使館があるメキシコシティから離れた田舎町に住んでいるので大使館に電話したところ、郵送での手続きをして頂けることになりました。婚姻届を持っていなかったので、まずは大使館が婚姻届を私のところへ送ってくれました（送料は自己負担）。
※婚姻届は外務省のHPからPDFをA3印刷することもできます。メキシコではA3印刷ができないので日本から戸籍謄本と合わせて用意していく事をおすすめします。
提出書類
- 婚姻届 →大使館に送ってもらったものを使用
- 戸籍謄本 →日本から用意して来たのを使用
- 婚姻登録証明書（Acta de Matrimonio） →Registro Civilで入手（60ペソ）
- 同和訳文 →大使館が婚姻届と一緒に送ってくれたフォーマットに私自身が和訳
- 外国人配偶者の出生登録証明書（Acta de Nacimiento） →Registro Civilで入手（60ペソ）
- 出生登録証明書( Acta de Nacimiento) →大使館が婚姻届と一緒に送ってくれたフォーマットに私自身が和訳
元の本籍地に新本籍を設けたので各書類を2通ずつ用意し、婚姻届と上記の必要書類と合わせてFEDEXで発送しました。発送した数日後に日本大使館から到着連絡及び、記入漏れ等がなかったので日本へ発送したというメール連絡を頂きました（さすが日本！手続きも早い！）。その連絡には、届出を提出してから新戸籍が作成されるまで通常一ヶ月くらいの時間がかかる、そして大使館から戸籍記載の旨は通知はないので、必要であれば、自分自身もしくは日本にいる家族に直接本籍地役場に問い合わせをするようにとのことでした。
日本では独身になっていた！？
事件はこの後おきました。大使館に書類も提出したし、１ヶ月ほどで日本でも既婚者になっていると思ってました。
しばらくして、アメリカ旅行に出ている間に日本大使館からメールが入ってました。電波のない地域を友人と２人でテントでキャンプしていたのでそのメールに気づいたのはしばらく経った後でした。メキシコに帰国すると夫から日本大使館からメールが来ていたよ、と言われ確認すると、外務省からの連絡で婚姻届に不備があったようでした。本来は元の本籍地と同じ地に新本籍を置く場合、「新本籍地」の欄は空欄で良かったところ、私は元本籍を書いてしまっていたようです。急いで「二重線で消してください」と返信し、これでことは解決したと思ってました。それが４月のことでした。
このことをすっかり忘れてて、今年の７月一時帰国した際に取り寄せた戸籍謄本をよくよく確認すると離婚歴しか書かれていない...。どこにも夫の名前がない。もはや戸籍上独身になっていました（笑）
本籍地の区役所に問い合わせすると、再婚履歴はないとのことでした。外務省か婚姻届を提出した大使館に確認するように言われ、在メキシコ日本大使館とは時差もあるのでメールで問い合わせ、外務省へは電話で確認をしました。そしたら、外務省で婚姻届がストップしてました...。原因は「新本籍地」の回答が大使館からなかったからとのことでした。確かにメールの返信履歴はあったのですが、何かの行き違いでその返信が外務省まで伝わっていなくて、婚姻届は本籍地の区役所へ行かず外務省でストップしている状態だったようです。
日本でもこんなことがあるんだな、驚きながらも無事ことは解決し、丁寧にも区役所からも婚姻届け受理の連絡を頂き、日本でも結婚したことになりました！
きっとこのタイミングで日本へ一時帰国をしていなければ次回の一時帰国までもしかしたら数年間、独身でいることになってました（笑）
もし海外の大使館で婚姻届を提出した方がいたら念の為確認しておくことをおすすめします！
↓↓ランキングに参加しています。応援していただけたら嬉しいです↓↓
